賃貸営業,やめとけ

(不動産賃貸営業への転職が「やめとけ」な理由とは?)

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不動産賃貸営業マンの転職活動

不動産賃貸営業への転職が「やめとけ」な理由8個!パワハラやノルマがきつい?

 

  • 賃貸営業って空いてる部屋を案内するだけで稼げるんでしょ?
  • どういう会社で働けばいいの?ブラック企業は避けたいんだけど・・
  • 人間関係ってどんな感じ?ヤバい奴はいるの?
  • ぶっちゃけ年収・月収っていくら?

 

賃貸営業はカウンターで空室情報を提示して、お部屋を紹介するだけだと考えている方も多いでしょう。

しかし、実際に働いてみると嫌な部分がたくさん見えてきます。

仲介業務をはじめ、それに付随する仕事が合わなくて辞めていく人も多くいますよ。

この記事では、賃貸営業にまつわる事例を紹介していきますね。

就活や転職を検討されている方は、自分ならどうするかを考えて参考にしてください。

新卒でアパ〇〇ショップに入社して7年間賃貸営業をしてきました。接客総件数4000件以上、成約2000件以上の経験あり。クレームや貸主対応などなど賃貸営業のリアルな実態をお伝えします。

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不動産賃貸営業が「やめとけ」と言われる理由8つ

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(不動産賃貸営業が「やめとけ」と言われる理由8つとは?)

 

↓「賃貸営業はやめておけ」と言われる理由としては、以下のようなことが挙げられます。

 

1. 上司のパワハラが酷い

現代はコンプライアンス重視の時代のため、以前ほど酷い暴言は無くなりました。

しかし、残念なことに、

一部の会社や社内組織では未だにハラスメントが横行しているのです。

私の前職では、目標額に達していない社員に対し、

「目標未達分はお前が自腹で払えよ」と上司が叱責することも少なくありませんでした。

それがきっかけで、会社に来なくなった同僚もいますよ。

成果を出していれば問題ありませんが、未達だと人間として扱われないことが多々ありました。

仲介実績によって報酬が出る「インセンティブ」制度がある会社は、このような言動が多い傾向にあるでしょう。

一方、内部通報制度などしっかり管理体制のある会社は、少しのハラスメントも常にチェックされています。

そのため、上司の言動は穏やかな傾向がありますよ。

私も今の会社では、ハラスメントがあった際はすぐに本社窓口へ連絡することになっています。

会社概要や組織運営の紹介ページも参考にしつつ、

上場企業やISOなど外部監査のある会社を選択するようにしましょう。

 

2. 職場の人間関係が閉鎖的で苦痛

仲介専門会社ではない限り、営業所を管轄する管理部門や経理、

総務部や人事部など、本社が存在し、各部署に社員がいます。

各種書類の処理や決済申請、修繕の依頼など、

本社社員とのやり取りを毎日のように行わなければなりません。

現場を知らない社員は営業に対して文句を言ってきたり、ケンカになることもあります。

顔が見えない中でも、話の途中に雑談を入れるなどコミュニケーションを取ることが大事ですよ。

ジョブローテーションを頻繁に行っている会社もあるので、事前に調べてみましょう。

 

3. 売買営業などと比べて給料が安い

転職の際に一番気になる点が、所得面ではないでしょうか。

仲介実績はボーナスへ反映させ、毎月一定の給与支給の会社があります。

一方、稼げる時期や閑散期などによって給与が変動するインセンティブ重視の会社もありますよ。

安定を重視するのであれば前者、営業に自信があるのであれば後者に挑戦してみると良いでしょう。

私は、人間関係がややこしくならないように、

大手賃貸不動産の看板を掲げている固定給の会社を選びました。

しかし、その会社は超絶ブラック企業だったのです。

 

  • 来店は、1日に2~3組接客
  • 残業は22時過ぎまでは当たり前
  • 有給を使おうとするとクビを宣告される
  • 月の休みは2~3日
  • GWやお盆、年末年始も3日程度だったため年間休日は60日以下
  • 物件確認などの電話は1日100件以上
  • 年間300日以上勤務(年明け2月~3月の繁忙期は、最高で72連勤したこともあります。)
  • 年収350万円~380万円
  • 総支給月額23万円、手取り19万円
  • 残業代無し
  • 家族手当なし
  • インセンティブ無し
  • ボーナス手取り16万円

前職のアパ〇〇ショップの給与明細はこんな感じでした。

 

 

 

 

一方、今在籍している会社は、ホワイト企業で福利厚生も充実しています。

 

  • 年収は650万円
  • 総支給月額47万円、手取り37万円
  • 月の休みは8日~9日
  • 年間休日120日+有休付与20日
  • 固定給のため、人間関係がギクシャクしない
  • 未達でもそこまで詰められない
  • 家族持ちで育休取得にも積極的
  • ボーナスは最低評価でも額面50万円以上

 

正直なところ、業務量に対しては比較的高い賃金だと感じます。

ここまで違うものかと思ってしまうくらい、同業でも差があることに驚きました。

転職サイトではデメリットを公表しない会社も少なくありません。

そのため、私が今の会社に転職する際は、

元社員の口コミが記載されたサイトが非常に参考になった経緯がありますよ。

有名チェーン店よりも、大手企業の方が比較的安心して就業できるでしょう。

 

4. 来店客のクレームがめんどくさい

賃貸営業は、来店客のクレームや無謀な要求が多くあります。

予約もなく来店し、他に良い物件がないのか要求してくる方や、

独立洗面や追い焚き機能付きなど設備を追加要求してくる客も珍しくありません。

また、ファーストコンタクトの時点からタメ口で話してくる客もいます。

態度の悪い客は入居したらクレーマーになる可能性があるため、申込になったら審査落ちの対象となることも少なくないですよ。

エリアによって客層に差があるため、出店している駅など事前に見ておいた方がいいでしょう。

どこにでも嫌な客はいるので、常にファイティングポーズをとっておく必要がありますよ。

 

5. 入居者の対応が苦痛

電話口で結構なテンションで言われるクレームも、かなり苦痛です。

 

  • 雨漏りがしているから今すぐ改善しろ。
  • エアコンの効きが悪いから今すぐ交換してくれ。
  • テレビが映らないから今すぐ来い。
  • ネットが使えないから1時間以内に直せ。

 

設備系は専門業者じゃないと対応ができないため、当日中の改善が難しいことが多くあります。

しかし、その旨を伝えるとさらに憤慨する方もいるのです。

管理物件を持っている賃貸不動産会社は、このような入居者対応は必ずと言っていいほど経験しますよ。

契約時に修理受付先の電話番号を明確にすること、場合によっては修繕完了までに時間がかかることを事前にご理解いただくようにしましょう。

 

6. 営業ノルマがきつい…

営業ノルマについては会社や営業所ごとに目標設定が違いますが、高すぎるノルマも存在します。

 

  • 接客数が1ヶ月15組に対して10件以上決めろ!
  • 個人で売り上げを1ヶ月に100万円以上上げろ!
  • 月末に「今週末に店全体で50万円絶対に積み上げろ!

 

場所によっては、絶対に無理だろうなという目標設定を聞くこともありますよ。

あり得ない金額のノルマを課され、未達成と思われる進捗だと、

上司から激詰めされてしまいます。

電話に関しても、物件の空き状況確認をするためにそれぞれの物件を管理している

業者へ連絡することが日常ですよ。

多いときは、1日100件以上電話をし、

追客中のお客様に対してのメールや電話などのやり取りが非常に多くあります。

人気エリアや乗降客数の多い駅周辺の賃貸不動産会社は、かなり酷でしょう。

逆に地方の人口が少ない街にある営業所は、そこまで激務ではない会社もあります。

事前に求人サイトで先輩社員がどのように働いているのか「社員の声」などを参考にするのも、転職に失敗しないためには重要ですよ。

 

7. 書類処理の仕事が多い

賃貸借契約の書類は想像以上に多く、びっくりすることがあります。

一般的に頂く書類は以下の通りです。

 

  • 賃貸借契約書 2~3部
  • 重要事項説明書 2~3部
  • 保証委託契約書 2~3部
  • 個人情報同意書
  • 火災保険加入申込書
  • 鍵受領書
  • 免許証(表裏)
  • 保険証(表裏)
  • 収入証明書
  • 連帯保証人の印鑑証明書
  • 住民票(入居者全員分)
  • その他、付随商品に関する同意書等

 

お客様にお渡しする書類も、ハザードマップやゴミの出し方、

保険のパンフレット等がありますよ。

成約件数が多いとその分、書類の処理量も比例して多くなるのです。

書類のもらい忘れや印鑑もれがあった場合は取り直し、急ぎの書類を本社へ届けたりと
ラリーが多くなってしまいます。

不動産会社によっては、書類が単純で少ないケースもあるため、

それほど負担に感じないという声もありますよ。

転職サイトには載っていない分野かもしれないので、既存社員の声など働き方を参考に内務処理の業務量を測っておくようにしましょう。

 

 8. 営業以外の業務(雑用)が多い

賃貸営業は営業以外の業務も多くあります。

入居者や貸主、時には業者との板挟みにあうことも少なくありません。

 

  • ごみ置き場がカラスに荒らされて道路一面に散らばっているから、今すぐ片付けに来い。
  • 隣の部屋が夜中うるさいから注意してくれ。あまりにもヒドいときは夜見に来てほしい。
  • 退去立会いしたらペット不可なのにネコを飼っていた、管理責任で負担しろ。
  • 家賃滞納者で連絡が付かない場合、貸主から立替要求がある。
  • 自殺や孤独死の現場で警察立会い、修繕完了前に入室する場合あり。
  • 通路を歩いていたら天井の一部が落ちてきてケガをした、治療費を払え。
  • 修繕業者より空室の鍵が現地にあると聞いたのに無い。急ぎだから今すぐ持ってきて。

 

など、お部屋探し依頼以外の業務に追われることもあります。

管理戸数が少ない会社なら相対的にクレームも少ないですが、どんな場所でもモンスターのような人間はいるものです。

こちらも、入居者対応と同様に管理会社は必ず経験することになりますよ。

中には、長期的な対応が必要なクレームもあり、

精神的につらくなる事も多いです。

規模の大きい会社は部署異動も頻繁にあるので、広い視野で状況を把握しつつ上手に対応しましょう。

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ただし、不動産賃貸営業が「やめとけ」なのは「働く会社しだい」

賃貸営業,やめとけ

(不動産賃貸営業が「やめとけ」なのは、働く会社しだいです)

 

私は、前職の会社に就職する際、

事前の下調べもなくハローワークでたまたま目に入った不動産会社を選択しました。

本来なら、転職サイトや口コミでこれから働く会社が生きがいを持って長く働ける環境か、

しっかり考えなければなりません。

現代でもパワハラや、劣悪な環境の会社もあるようです。

そういった会社に就職しないためにも、転職サイトはしっかり見るようにしましょう。

賃貸営業も仲介以外に様々なことを経験しなくてはなりません。

ブラック企業などに入って人生の時間を無駄にするよりも、自分に合った会社に就職して実績を上げる方が将来的にキャリアアップできますよ。

転職サイトや口コミを利用しつつ、不動産会社はしっかり見極めるようにしましょう。

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まとめ

賃貸営業,やめとけ

(結論:不動産賃貸営業は「やめとけ」な会社ばかりではない)

 

新生活を迎える方にとって、賃貸営業は素晴らしい仕事です。

お部屋の紹介方法をはじめ、営業テクニックを学べるなど成長の機会も多くありますよ。

ただ、来店客対応は神経をすり減らし、体力的にも長く続けるのは困難でしょう。

賃貸仲介以外にも、事務処理やクレーム対応、

社内の人間関係など仕事は多岐に渡ります。

覚えることもたくさんあり、早々に退職していく方も多く見てきました。

そうならないためには、正しい知識を持っている転職エージェントにアドバイスをもらうことも重要です。

転職サイトや口コミを参考に、自分に合った会社を見つけてそこでキャリアを積むようにしましょう。

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